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 講師としての指導歴は約15年、日本大学在学中に塾講師の仕事を始めました。その後、株式会社リクルートホールディングス・株式会社電通の子会社である株式会社Media Shakers(メディア・シェイカーズ)に就職しながらも二足のわらじで講師の仕事も続け、湘南ゼミナール、公文教室、クリップアカデミー、早稲田育英ゼミナール、早稲田教育ゼミナールにて講師経験を積みました。 
 Media Shakers退社後、栄光ビザビ(栄光ゼミナール)、河合塾への勤務を経て、2016年3月からの砂町秀栄ゼミナール開校に至りました。
 2015年度・2016年度受験生、担当の生徒第一志望校合格率100パーセントという実績のもと、授業が楽しい、成績の向上、志望校への合格、そして生徒一人ひとりの将来の選択肢を広げられる塾を目指します。「明るい笑顔を一人でも多く」を目標に掲げ、「砂町から明るい未来を創る」をコンセプトに。地域密着型の進学塾、それが砂町秀栄ゼミナールです。
 どこかの既存の塾で定年まで勤務。ではなく、わたし自身で塾を開校したのには、大きな理由があります。理由は、「映像授業を行わない塾でありたい」からです。
 流行り=正しい、というのがつい通説になってしまいがちですが…映像授業の賛否は何年も前から一番のテーマとしてずっと自問してきました。わたしが出した結論は“否”です。映像授業の利点は…生徒の立場では①自習感覚で自分のペースで進められる②自ら考え、判断できる力を養える③分かるまで何度も繰り返し見ることができる。などが挙げられています。保護者様の立場では①授業料が安い②ご家庭の都合で当日欠席をした場合でも振替が簡単にできる。などでしょう。そして塾側の利点は①人件費削減。これに尽きます。塾側からすれば、映像授業は非常にうれしい授業形態です。ですから、大手の塾は時代遅れにならないよう、映像授業を取り入れていくことは当たり前、むしろ必須条件です。
 わたしはこの時代の流れに納得がいきません。ストレス社会と呼ばれ、街から笑顔が減ってきている昨今、機械的な授業で子供たちを教育したらどうなるか…それを考えたとき、映像授業はわたしのなかではノーなのです。
 とある塾さんでの勤務最終日に、ある生徒からサプライズで手紙をもらいました。そこにはわたしへの感謝の気持ちがたくさん書かれていました。読んだとき、がまんしきれずに涙が出てしまいました。はたして映像授業でこのようなことは起きるでしょうか?
 人が人を教育する。坂本金八先生にあこがれ、講師という道をわたしは選びました。時代は変わり、今はカリスマ講師と呼ばれる人が脚光を浴びています。その塾ももちろん時代の最先端である映像授業をいち早く取り入れています。人が人に教育するのは学校で十分…本当にそうでしょうか?
 一人でも多くの生徒を、責任をもって生涯指導していければ、そんな思いを込めて砂町秀栄ゼミナールを開設いたしました。
 趣味は野球、食べ歩き、映画・音楽鑑賞、温泉巡りです。野球は小学4年生から始め、現在も趣味としてたまに草野球を楽しんでおります。見るだけなら、どのスポーツも好きなのですが、いざプレイとなると、野球以外のスポーツはまったく…です。

砂町秀栄ゼミナール教室長 若林 義明