本日は東京都江戸川区にある女子校、『愛国中学校・高等学校』の学習塾を対象とした進学説明会に行ってきました。伝統を崩し、女子校・男子校を共学化して校風を変える私立学校が増えているなか、創立以来の女子校を変えずに伝統を大切にしている学校です。伝統を重んじながらも、コンピュータ授業を取り入れ、資格取得にも力を入れています。この学校の最も良いところは、先生と生徒の距離が近く、面倒見がいいという点でしょう。義務教育は中学校までであり、高校は自主性が優先されます。ほとんどの高校の先生は「分からないところがあれば自分で聞きにきなさい。聞きにこないということは理解しているとみなす」という考え方で動いています。愛国ももちろん、自主性を大事にしていますが、生徒一人ひとりをしっかり見て、ときには先生から手を差し伸べてくれるのです。最初のアクションを先生から起こしてくれるというのはまだまだ思春期の子供たちにとって大きな支えになるはずです。
 受験というのは数字が全て。これは、見たこともない生徒たちにたいして合否の判断をするには、やむを得ない基準でもあります。ところが、この学校は数字だけでお子様を判断することはありません。内申の基準が足りていなくても、お子様の人間性、塾での授業態度、保護者様の熱意を、個別に面談をして聞いてくれるのです。結果が全ての世の中になりつつある社会のなかで、内面・過程を見てくれる貴重な学校といえるでしょう。
 小・中学校生活のなかで結果を出せなかった=敗者ではありません。勉強だけが全てではないということを示してくれるのが愛国中学校・高等学校です。女性が強く生きていく心得も習得できます。都内で一番に学費が安いというのも魅力の一つだと思います。
 古き伝統を崩し新しいものを創るというのはたしかに重要です。もうまもなく始まる教育改革に対応するには最先端授業が不可欠だからです。しかし、古き伝統を守りながら新しいものを創っていくというのも、見失いつつある日本の本来の在り方なのではないでしょうか?
愛国高校 砂町秀栄ゼミナール